ジョン・ローン

『5時に夢中』を観ていたら、中瀬親方がジョン・ローンの名前を出されて、うわーなつかしいとなってしまった。今や知らない人が多いのだろうけど、わたくしね、若かりし頃は夢中で映画ばっかり観まくっていたから、もちろんジョン様のことは知っているし、その端正な顔立ちとエキゾチックな美貌にうっとりしていたの。(小森のおばちゃま風)ジョン様は香港出身のアメリカ俳優。見た目はアジア人。代表作は『ラストエンペラー』になるのかなあ。でもね、私に言わせればジョン様の一押し出演作は『エム・バタフライ』なの。

この映画はね、フランス人外交官が女装した男性(スパイ)を女性と思い込み、何年も愛人関係を続けるお話。この女装したスパイ役がジョン様で、鼻の下と顎の青々しさが気にはなるのだけど、まあ女として見れないことはないレベル。その外交官はスパイに情報をもらしていたとして、裁判にかけられるんだけど、そこで初めてジョン様が男だったと知らされるの。そういうこと(どういうこと?)もしていたわけだし、いくらなんだって男だと気付かないのはおかしいと糾弾される外交官。(だよねー)そこで男性の恰好をしたジョン様が登場。(これはさすがに外交官かわいそすぎ)裁判官に、あなたが男だということを外交官は知っていたのではないかと聞かれたジョン様。「彼に裸を見せたことない」「東洋式の奥ゆかしい方法でしていた(どんな方法よ?)」とか言って弁護するの。その外交官もさ、ジョン様が男かどうか「尋ねたことがありませんから分かりませんでした」とさすがフランス人、お洒落にお茶を濁すわけよ(素晴らしい!)

ま、このように「ほんとに~?」ってつっこみ入れたくなるような映画。だって流石のジョン様だって女には見えなかったよー。でね、この外交官役がジェレミー・アイアンズって俳優さんなんだけど、この方出演の映画『ロリータ』がまたなんともかんとも。

ジョン・ローン様とジェレミー・アイアンズ(どっちがどっちかは分かるよねえ)

『ロリータ』

映画『ロリータ』は1962年のと1997年のがあるけど、ジェレミーさんが出ているのは1997年ね。

まず大学教授のハンバート先生(アイアンズ)が、下宿先の未亡人の娘ロリータ13歳に一目ぼれして、その母親と結婚します。母親が事故死します。義父の立場を知用し、これ幸いにロリータと旅に出ます。もちろんそういうこともします。しかし蜜月は長続きしません。ロリータがおじさんの見苦しい束縛から逃げて行ってしまいます。しかしその3年後、ロリータからお金が必要だと連絡がきます。おじさんはロリータに会いに行き、戻ってきてと懇願しますが、すでに他の男と結婚して妊娠しているロリータに鼻であしらわれます。絶望したおじさんは、ロリータが自分の元から逃げるのを手伝った男を殺します。

まあ、気持ち悪いよね。でもこのロリータもチュッパチャップスをぺろぺろ舐めて見せたり、庭で水を浴びてびちょびちょすけすけの服の自分の体を見せつけたりして誘惑するのよ。だから言わばウインウインの関係なんだけど、この映画を観た時は私20代だったから、とにかく「うげーっ」て感じで、どの登場人物にも共感できず、意味わからん映画だった感想しかない。しかしジェレミーさんはなんでこんな感じの映画ばかり出るんでしょうね?

投稿者

いずみん

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