冷却装置
私の受ける抗がん剤はドセタキセルというもの。これにトラスツズマブという分子標的薬を併用する。
つまり1回に2種類のお薬を点滴投与するわけね。
で、このドセタキセルというお薬の副作用に神経障害というのがあって、手や足の神経が障害されて痛みやしびれや感覚鈍麻などが出てくるらしい。その副作用を少しでも抑えるためにドセタキセルの点滴中に手足を冷やすんだって。物理的に冷やすことで血管を収縮させ、手足の末端に薬が極力流れないようにするとい処置みたい。まあ、一番効いてほしいところは胸部だもんね。
手冷却用のグローブは病院で貸してくれる。で、足先を冷却するようには、自分で保冷剤を持ってきてと言われた。化学療法室の看護師さんに教えてもらって、普通のくつしたの上に、つま先が開いている靴下を着重ねて履き、足裏と足の甲に保冷剤を入れて冷やすことにした。
あとは味覚障害を予防するために、点滴中にずっと氷をなめて口の中を冷やしておくとよいとのこと。
家の冷蔵庫の製氷機の氷じゃなんだなと思い、スーパーで氷を買ってスープポットに入れて持っていくことにした。あとで気づいたけど、コンビニでカップで売ってるロックアイスというのが、片手で舐めれるし、氷のつぶ小さめだし、便利だった。
そして一番冷やしたいところ、それは頭。ドセタキセルは100%脱毛しますと言われてしまい(涙)
でも最近ではこの脱毛を抑えるためにパックスマンという頭部冷却装置を備えている病院もある。これも頭皮の血管を収縮させて、薬が頭皮に回らないようにするという原理。しかし、私の通っている病院にはないとのこと。ということで、愛帽(ひんやり帽子)というものを勧められた。

こういう帽子ね。内側に保冷剤を入れられるポケットがついていて、そこにこれでもかと保冷剤を突っ込んで頭を冷やすという、まあパックスマンに比べたら原始的な道具。この帽子が6000円くらい。専用の保冷剤は別売りで2000円くらい。私は気が動転していて購入してしまったけど、家にある保冷剤で十分だったかと思う。ネットで購入しました。
気を紛らわせるもの
初回の抗がん剤投与の点滴スケジュールは、まずトラスツズマブを90分かけて落とし、その後副作用対策のデキサートというステロイドを15分、ドセタキセル60分という感じ。合計で3時間くらい。
トラスツズマブは過敏反応が起こることがあって、最初は様子を見ながらゆっくり落とすとのこと。
怖いよ、緊張するよ泣き。
点滴中はテレビ観たり軽食摂ったりしてリラックスして受けてくださいと言われたものの、リラックスできないよねえ。どうしたもんかとSNSとかで検索しまくっていたら、安住紳一郎氏の「日曜天国」というラジオを聞いてると、笑っている間に抗がん剤が終わるという投稿を発見。どれどれとちょっと聴いてみると、本当に面白い。ゲラゲラ笑いながら何話も聴いてしまい、ダメダメ本番に取っとかないとと思い、我慢した。このラジオには、抗がん剤中だけでなく、副作用で動けない時にも本当に助けられた。目や手を使わない娯楽っていいね。安住さんの大袈裟に面白おかしく盛りに盛ったエピソードと、その話を聞いてわっはっはと大笑いする中澤さんとディレクターの男の人?にどれだけ癒されたことか。今でも聞いてます。
抗がん剤のおともに超おススメ。